SYNTHETIC Diamond (シンセティックダイヤモンド)について
- 2020.11.24
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シンセティックダイヤモンドとは「合成ダイヤモンド」とも言われ、化学成分や結晶構造は天然ダイヤモンドと基本的に全く同じで光学的・物理的特性も同一な物をいいます。天然ダイヤモンドもシンセティックダイヤモンドも炭素だけでできており熱伝導性はきわめて高く屈折率は2.417、ファイアの源となる分散度は0.044でこれらの特性値もすべてが同じです。わかりやすく言うと天然マグロも養殖マグロも、どちらもマグロですよね?それと同じです。類似石の代表であるキュービックジルコニアは、ジルコニアでつくられる合成石で、ダイヤモンドとは全く別ものですのでご注意ください。天然ダイヤモンドの世界最大手であるデビアス社が2018年5月30日に合成ダイヤモンドジュエリーの新ブランド「Lightbox(ライトボックス)」を立ち上げました。これにより、それまで天然以外に否定的だったジュエリー業界の中に、ポジティブな意見も増えてきています。日本では天然ダイヤモンドが主流です。本物志向、自然の地底からのパワーを神秘的にとらえている日本人の真髄からでしょう。シンセティックダイヤモンドはファインシーダイヤモンドのブルーやピンクなどの高額なダイヤを低価格に遊び心で身につけたり、リングの1部に入れたりと楽しんで活用するのには良いですね。必ず鑑別書やソーティングカードには天然かシンセティック(合成)かが記載されていますので判断されるとよいでしょう。