Process of making Pearls について
- 2020.10.29
真珠養殖の工程についてです。美しい真珠のネックレスは大変な工程を経て出来ています。母貝の養殖から始まります。あこや貝の稚貝(1mm程度)を2年かけて母貝に育てます。その際、水温が10℃以下になると貝が死んでしまうので、暖かい海場へ移動させ育てます。挿核手術は貝にとって苦痛なものなので、そのショックを避けるための仕立てを行います。母貝を籠に窮屈な状態で育成し、貝の活動を抑制します。抑制することで挿核手術のショックにも過剰の反応を示さなくなります。挿核手術は貝の口を少し開け貝台に乗せ外套膜の小片(ピース)と真円に加工した核を挿入します。その後、核のサイズや海場によって違いはありますが、半年~2年位沖合の真珠いかだで育てます。その間も貝殻の表面に付いたフジツボやカイメンなどの付着生物を取り除き採取(収穫)を迎えます。寒い時期になると、真珠にテリが出て来るため、真珠は12月~1月にかけて採取されます。